レビュー「Princess Remedy in a World of Hurt」

ゲームボーイを彷彿とさせるグラフィックのゲーム。

土星にあるヒーリングスクールの卒業生レメディちゃんが、病魔に冒された世界「ハートランド」に降り立ち住人を癒していくお話。




操作方法は上下左右移動とアクションボタン1つのみと非常に簡単に遊べる。
ゲームの流れとしては

マップを移動して苦しんでいる住人に話しかける
→治療フェイズ(戦闘)
→感謝の言葉(最大体力アップ)

となっており、他のパラメータアップアイテムが入った宝箱も回収して自分を強化しつつ先に進んでいく内容となっている。
隠し通路なども存在するのでしっかりと探索していこう。怪しい壁や道など隠し通路のヒントになりえる物が存在するが、そのヒントが無い完全な隠し通路もあるので注意。


 戦闘中は自動でレメディちゃんが向いている方向に攻撃してくれるので、とにかく敵の攻撃を避ける技術が必要となる。
この「向いている方向に自動で攻撃する」というシステムがこのゲームの戦闘を程よい難しさにして面白くしている。
敵に攻撃するには敵のいる方へ向きを変えなければならず、向きを変えるにはそちらへ移動しなければならない。
よって攻撃しようとするとこちらを追跡してくるタイプの敵や自機狙いの弾に何度も当たってしまうので、「早く進みたいから被ダメ覚悟で今攻撃をするか」「死にたくないからやり過ごして次の攻撃する機会を狙うか」といった駆け引きが発生するのである。

また、アクションボタンで爆弾を投げれるが終盤では威力が心許無く当てにくいし一度の戦闘で使える数に限りがあるので信用はあまり出来ない。


このゲームの面白いところは、ラスボスを倒した後に今までのキャラクター全ての中から選んで結婚しハートランドの王女になり、それぞれのエンディングを迎えるというマルチエンディングとなっていることである。
ゲームタイトルのプリンセスはこういうことだったんだね。
花や空の宝箱、最初の操作説明キャラ等何とでも結婚できるレメディちゃんの守備範囲の広さはきっと世界一。

30分程遊んで感想書こうと思っていたがスイスイ進んでいけるので1時間で完全コンプリートまでいけてしまった。
無料ならではのあっさりとしたボリュームのゲームだが、しっかりとやり遂げた感が味わえる非常に良い作品だと思った。

steamの無料ゲームなので、興味が湧いた人は是非遊んでみてください。

コメント